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愚者

瞬間から瞬間へ、しかも一歩ごとに、「愚者」は過去を後にします。彼は手にした白い薔薇(ばら)で象徴される自分の純粋さ、無垢、そして信頼以外のものはなにひとつ携えていません。身につけているべストの模様はタロットの4つの要素の色をすべて含み、彼が自分のまわりにあるすべてと調和を保つていることを示しています。「愚者」の直観の働きはそのピークに達しています。未知へのこのジャンプをするにあたって、ジャンプをするにあたって、「愚者」はこの瞬間に宇宙の支えを得ています。生という川のなかで冒険が彼を待ち受けています。このカードは、まさにいま、自分の直観もめごとの「正しさ」という自分のフィーリングを信頼することができたら、あなたは間違うことなどありえないことを示しています。
あなたの行動は他人の目には「愚か」に映るかもしれません。あるいは、もしあなたが自分の行動を合理的な頭(マインド)で分析しようとしたら、あなた自身から見ても「愚か」に見えるかもしれません。しかし、「愚者」が占めている「ゼ口」の場所は、数のない数(ナンバーレス・ナンバー)で、懐疑と過去の体験がガイドなのではなく、信頼と無垢がガイドである場所なのです。

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愚者とは、信頼しつづける者のことだ。愚者とは、自分のすべての体験を顧みず、信頼しつづける者のことだ。あなたがだましても、その人はあなたを信頼する。もう一度だましても、あなたを信頼する。さらにだましても、あなたを信頼する。そうなるとあなたは、この人は愚かだ、学ばない、と言うだるう。その人の信頼は途方もない。その信頼はあまりにも純粋だから、それを堕落させることなど誰にもできない。
タオイストの意味で、禅の意味で、愚者であるがいい。自分のまわりに知識の壁を築こうとしてはいけない。どんな体験がやって来ようとも、それを起こらせ、そして、それを落としつづけることだ。たえず自分の心(マインド)をきれいにしつづけるがいい。過去に死につづけるがいい。そうすればあなたは生まれたばかりのまさに赤ん坊のように、現在に、今ここにとどまる。最初のうちは、それはひじょうにむずかしいだろう。世間があなたを利用しようとしはじめる……そうさせておけばいい。彼らは哀れな人たちだ。たとえあなたが詐欺にあい、だまされ、奪い取られたとしても、起こるに任せるがいい。というのも、ほんとうの意味であなたのものをあなたから奪い取ることなどできないからだ。ほんとうの意味であなたのものを、あなたから盗むことなど誰にもできないからだ。そして、機会あるごとに、あなたが自分を堕落させる状況を許さなくなると、その機会が内側での統合をつくりだす。あなたの魂(ソウル)はさらに結晶化するようになる。
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