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シュニャータ

「隙間のなかに」在ると、方向を見失い、怖くなることすらあります。しがみつくものはなにひとつなく、方向感覚もなく、この先にどのような選択と可能性が待ち受けているのか、そのヒントすらつかめません。しかし、宇宙が創造される以前から存在していたのは、まさに純粋な潜在能力という、この状態だつたのです。今あなたにできることは、この無のなかへとリラックスしていくことだけす……言葉と言葉のあいだにある、この沈黙のなかへと落ちること……出ていく息と入ってくる息の中間にある、この隙間を見守ることです。そして、その体験の空っぽの瞬間を、ひとつひとつ大切にしきしょう。神聖ななにかが、まさに生まれようとしています。

仏陀は、ほんとうに潜在能力の高い言葉のひとつを選んだシュニャータ。

英認それに相当する英語"ナッシングネnothingness"は、それほど美しい言葉ではない。私がそれを"ノー・シングネスno-thingness"としたいのは、そのためだ。

というのも、無というナッシングは、ただのナッシングではないからだ。それはすべてだ。

あらゆる可能性で脈打つている。

それは潜在能力、絶対的な潜在能力だ。それはまだ顕現していない。だが、すべてを含んでいる。

初めに自然があり、終わりに自然がある。

だとしたら、なぜ、その真ん中でそんなに大騒ぎするのかね?

なぜ、その中間で、そんなに心配し、そんなに気をもみ、そんなに野心を抱くのかね?なぜ、それほどの絶望をつくりだすのかね?

無から無へ、それが旅のすべてだ。

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